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Butlr における Zone と Room の違いとは?

概要

Butlr のセンサーを設定する際は、Zone と Room の違い(および重なる部分)を理解しておくことが重要です。どちらもプレゼンスの検知に使用できますが、Butlr のダッシュボードと API の中での働きは異なります。

名前から受ける印象とは異なり、データの観点では Zone と Room は階層関係にありません。どちらかがもう一方を含むことはなく、それぞれが独自に在室状況を算出します。両者は Butlr の空間モデルにおいて別々の並列したオブジェクトであり、それぞれ異なる目的を持っています。Butlr の空間データ構造について詳しくは、Data Model Hierarchy を参照してください。

Room とは

Room は、オフィス、会議室、寝室など、現実の区切られた空間を表します。センサーが割り当てられ、データが集計される主要な空間単位です。

主な動作:

  • 各センサーが所属できる Room は 1 つだけです。
  • プレゼンスモードとトラフィックモードのセンサーはどちらも、割り当てられた Room にデータを送信します。
  • Room の境界でセンサーの視野角(FOV)が切り取られることはありません。センサーの中心が Room 内にあれば、FOV 全体がその Room の在室データに反映されます。

 

Zone とは

Zone は、広い空間を分割してより詳細にモニタリングするための仮想エリアです(例:デスクのまとまり、座席エリア、入口付近のエリア)。

主な動作:

  • センサーは Zone に割り当てられません。Zone のデータは、Zone の境界とセンサーの FOV が重なる範囲から得られます。
  • Zone の境界でセンサーのカバー範囲が切り取られることがあります。Zone のデータとしてカウントされるのは、Zone 内での検知のみです。
  • Zone 同士を重ねて、多目的エリアや複合的なエリアを表すことができます(例:チームごとのまとまり、アクティビティエリア)。
  • Zone のデータに反映されるのはプレゼンスモードのセンサーのみです。トラフィックモードのセンサーのデータは、Zone レベルでは無視されます。

Zone の使用に適した場面:

  • センサーの視野の一部だけを対象に、きめ細かく検知したい場合(例:1 つのデスクや座席エリア)
  • 重なり合うエリアを使って、複数のエリアをグループ化または比較したい場合(例:部署ごとのまとまり、ミーティングエリア)

 

主な違いの一覧

項目 Room Zone
目的 現実の物理的な空間を表します(例:オフィス、会議室、寝室)。 空間内を詳細にモニタリングするための仮想エリアです。
センサーの割り当て 各センサーは 1 つの Room に割り当てられます。 センサーは割り当てられません。データはセンサーの FOV との重なりによって決まります。
境界の動作 センサーの FOV を切り取りません。センサーの中心が Room 内にあれば、カバー範囲全体がカウントされます。 センサーの FOV を切り取ることがあります。Zone の境界内での検知のみがカウントされます。
重なり Room 同士は重ならないようにします。 Zone 同士を重ねて、統合されたエリアや共有エリアを表すことができます。
対応モード プレゼンスセンサーとトラフィックセンサーの両方に対応します。 プレゼンスセンサーのみに対応します。
データの用途 Room レベルの在室データとトラフィックデータを提供します。 空間の一部における詳細なアクティビティデータを提供します。

サイドバーでの Zone の配置

在室データとトラフィックデータに関して Zone と Room は互いに独立していますが、ダッシュボード左側のナビゲーションでは、各 Zone をどこに表示するかを決める必要があります。Butlr は、近くの Room に対する Zone の形状と位置に基づいて、これを自動的に割り当てます。

  • Zone は、Room の下にネストして表示される場合と、フロアの直下に表示される場合があります。
  • 表示位置は自動的に決まり、Zone または近くの Room を移動したりサイズを変更したりするたびに再評価されます。直接設定するものではありません。

この配置は、ナビゲーションツリーを整理するためだけのものです。在室データ、センサーの割り当て、Zone と Room の境界の相互作用には一切影響しません。

この点が重要な理由

この配置は自動で決まるため、想定外の場所に表示されることがあります。特に、複数の Room や広いエリアにまたがることを意図した Zone(複数の小部屋の上に重ねた共有のコラボレーションスペースなど)で起こりがちです。Zone 自体はまったく動かしていなくても、近くの Room のサイズを変更した後に、表示位置が勝手に変わることさえあります。

自動配置にかかわらず Zone を常にフロアの直下に表示したい場合は、その Zone の設定で Show at floor level をオンにします。手順については、「Zone をサイドバーのフロア階層に固定する方法」を参照してください。

よくある誤解

  • 「Zone は Room に属していなければならない」→ 正確には違います。Zone を Room に直接割り当てることはなく、Zone のデータは Room のデータとは独立して算出されます。ただし Butlr は、サイドバーを整理する目的に限り、形状に基づいて Zone をどの Room に関連付けるかを自動的に決定します。上記の「サイドバーでの Zone の配置」を参照してください。

  • 「Room の境界でセンサーの FOV が切り取られる」→ 誤りです。センサーの中心が Room 内にあれば、FOV 全体が反映されます。

  • 「トラフィックモードは Zone で使える」→ 誤りです。Zone レベルのデータでは、トラフィックモードのセンサーは無視されます。

  • 「Zone のデータは自動的に Room のデータに集約される」→ 常にそうとは限りません。データの集計は、Room と Zone の境界がどのように揃っているかによって異なります。

 

設置業者向けのヒント

  • ✔️ トラフィックモードを使用する場合は、必ずセンサーを Room に割り当てます。
  • ✔️ 使用パターンがわかるように、Zone にはわかりやすい名前を付けます(例:Desk_12_East、FocusArea_B)。
  • ✔️ チーム、エリア、用途ごとにデスクをグループ化する場合は、重なり合う Zone を慎重に使用します。
  • ✔️ 複数の Room にまたがる広いエリアや共有エリアを Zone で表す場合は、Show at floor level をオンにして、サイドバーでいずれか 1 つの Room の下に埋もれないようにします。

 

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