Room と Zone はどちらも在席数を表示しますが、人の数え方が異なります。Room は、その Room のセンサーが検知した人を数えます。Zone は、描いたエリアの中にいる人を、どのセンサーが検知したかに関係なく数えます。
Room と Zone は別々のもので、どちらかがもう一方を含むことはなく、それぞれが独自に人数を数えます。サイト、ビル、フロアとの関係については、Data Model Hierarchy を参照してください。
主な違い
| 項目 | Room | Zone |
|---|---|---|
| 概要 | フロアプラン上の空間です。通常は、オフィス、会議室、寝室などの実際の部屋を表します。 | フロアの一部を詳しく見るために描くエリアです(例:デスクのまとまり、座席エリア、入口)。 |
| センサー | 各センサーは 1 つの Room に属します。フロアプラン上でセンサーが置かれている Room です。 | センサーを割り当てる必要はありません。保存すると、Zone と視野が重なるすべてのセンサーが自動で紐付けられます。 |
| カウントの対象 | その Room のセンサーが検知したすべての人。Room の壁でセンサーの視野が切り取られることはありません。 | フロア上のいずれかのセンサーが、Zone の境界内で検知した人のみ。 |
| トラフィックモード | 対応 | 非対応。Zone はプレゼンスモードのデータのみを使います。 |
| 重なり | 避けてください。センサーは 1 つの Room にしか属せません。 | 可能です。2 つの Zone の中にいる人は、両方でカウントされます。 |
| センサーがない場合 | 「未監視(Not monitored)」と表示されます。 | 視野が重なるセンサーがない場合、「未監視(Not monitored)」と表示されます。 |
Room とは
Room は、フロアプラン上の空間です。通常は、オフィス、会議室、寝室など、壁で区切られた実際の部屋を表します。センサーを割り当て、在席数を数える基本の単位です。
主な動作
- 各センサーは 1 つの Room に属します。フロアプラン上でセンサーが置かれている Room で、保存時に Studio が自動で判定します。
- Room の壁でセンサーの視野が切り取られることはありません。センサーが検知した人は、Room の壁の外にいてもすべてその Room にカウントされます。
- センサーは、自分が属する Room にだけカウントされます。視野が隣の Room まで届いていても、隣の Room の人数には加算されません。
- 2 つの Room のセンサーが同じ人を検知した場合、Butlr はその人をどちらか一方の Room で 1 人として数えます。
- プレゼンスモードのセンサーが 1 台でもある Room では、プレゼンスによる人数が使われ、トラフィックモードのセンサーの値は加算されません。トラフィックモードのセンサーだけの Room では、その入退室のカウントが使われます。
- どの Room の中にも置かれていないセンサーは、フロアと Zone にだけカウントされます。
Zone とは
Zone は、フロアの一部を詳しく見るために描くエリアです(例:デスクのまとまり、座席エリア、入口)。
主な動作
- Zone は、人がいる位置をもとにカウントします。境界の内側で検知された人は、フロア上のどのセンサーが検知したかに関係なくカウントされます。
- Zone の境界でセンサーのカバー範囲は切り取られます。Zone の外で検知された人はカウントされません。
- Zone 同士は重ねられます。2 つの Zone の中にいる人は、両方でカウントされます。
- Zone にカウントされるのは、プレゼンスモードのデータだけです。トラフィックモードのデータは使われません。
- Zone にセンサーを割り当てる必要はありません。保存すると、Zone と視野が重なるすべてのセンサーが自動で紐付けられます。
- Zone と視野が重なるセンサーがない場合は、「未監視(Not monitored)」と表示されます。ただし、過去 7 日以内に在席の記録がある場合は除きます。
- Zone をアーカイブできるのは、視野が重なるセンサーがなくなってからです。詳しくは「Changing a deployed floor: archive, move or delete」(英語)を参照してください。
- 「在席数の指標から除外(Exclude from occupancy metrics)」を設定した Zone は、データを出力しません。また、その Zone の中にいる人は、Room とフロアの人数からも除外されます。
Zone が向いている場面
- センサーの視野の一部だけを詳しく見たいとき(例:1 つのデスクや座席エリア)
- 重なり合うエリアで、まとめたり比較したりしたいとき(例:部署ごとのまとまり、ミーティングエリア)
サイドバーでの Zone の表示位置
在席数とトラフィックのデータについて、Room と Zone は互いに独立しています。ただし、ダッシュボードのサイドバーでは、各 Zone をどこかに表示する必要があります。
- Zone は、Room の下か、フロアの直下に表示されます。Zone の中心点を含む Room があればその下に、どの Room にも中心点が入っていなければフロアの下に表示されます。
- この表示位置は、Zone の形、または同じフロアにある Room の形の変更を保存したときに自動で決まります。直接設定するものではありません。
- サイドバーを整理するためだけのもので、人数には影響しません。
この点が重要な理由:表示位置は自動で決まるため、複数の Room にまたがる Zone が、そのうち 1 つの Room の下だけに表示されることがあります。また、Zone 自体を変更していなくても、近くの Room のサイズを変えたあとで表示位置が変わることがあります。
Zone を常にフロアの直下に表示するには、Zone の設定で「フロアレベルで表示(Show at floor level)」をオンにします。詳しくは「Zone をサイドバーのフロア階層に固定する方法」を参照してください。
よくある誤解
- 「Zone は Room に属していなければならない」 違います。Zone を Room に割り当てることはなく、Zone の人数は別に算出されます。Butlr が Zone を Room に関連付けるのは、サイドバーを整理するためだけです。
- 「Room の壁でセンサーの視野が切り取られる」 誤りです。センサーが検知した人は、すべてその Room にカウントされます。
- 「センサーは、視野に入るすべての Room にカウントされる」 誤りです。カウントされるのは、そのセンサーが属する Room だけです。
- 「トラフィックモードは Zone でも使える」 誤りです。Zone はトラフィックモードのデータを使いません。
- 「Zone のデータは Room のデータに集約される」 誤りです。Zone の人数が Room の人数に加算されることはありません。
- 「Zone にセンサーを割り当てる必要がある」 必要ありません。保存すると、Butlr が視野をもとに自動で紐付けます。
設置業者向けのヒント
- トラフィックモードのセンサーは、カウントしたい Room の中に置きます。どの Room の中にもないセンサーは、フロアと Zone にしかカウントされません。
- 入退室のカウントが必要な Room には、プレゼンスモードのセンサーを置かないでください。プレゼンスモードのセンサーが 1 台でもあると、その Room ではプレゼンスによる人数が使われます。
- Room 同士を重ねないでください。重なった部分にあるセンサーは、どちらか一方の Room にしか属せません。
- Zone には用途がわかる名前を付けます。例:Desk_12_East、FocusArea_B
- 複数の Room にまたがる Zone は、「フロアレベルで表示」をオンにします。いずれか 1 つの Room の下だけに表示されるのを防げます。
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