概要
Butlr Workplace+ は、プライバシーファーストの在室状況、トラフィック、利用率のインサイトを通じて、商業スペースがどのように使われているかを組織が把握できるよう支援します。
Workplace+ は、Butlr の導入環境から得られる匿名のセンシングデータを活用し、カメラやウェアラブルデバイスを使うことなく、人がオフィス、キャンパス、フロア、部屋、ゾーンをどのように利用しているかを、ワークプレイス、不動産、運用の各チームがより明確に把握できるようにします。
Workplace+ は、チームの次のような取り組みを支援します。
- ライブの在室状況とトラフィックパターンのモニタリング
- 過去のスペース利用率の把握
- 利用の少ないエリアや人通りの多いエリアの特定
- ワークプレイス計画やポートフォリオに関する意思決定の支援
- 在室データと運用ワークフローやサードパーティシステムとの連携
利用できる機能は、導入形態、アカウントの権限、有効化されているモジュールによって異なる場合があります。
Butlr Workplace+ へのアクセス
Workplace+ は Web アプリからご利用いただけます。
app.butlr.ioアカウントと権限に応じて、Web アプリでは次のようなツールをご利用いただけます。
- 在室データと利用率データの表示
- ワークプレイスのインサイトの探索
- スペースとデバイスの管理
- ダッシュボードとレポートの確認
- インテグレーション、アラート、共有ワークフローの設定
想定している組織、サイト、フロア、機能にアクセスできない場合は、組織の Butlr 管理者またはサポートチームにお問い合わせください。
Web アプリの構成
Workplace+ の機能は、次の 3 つの主要エリアに分けて理解できます。
- Spaces
- Insights
- Connect
各エリアは、Workplace+ のワークフローの異なる部分を担います。
1. Spaces
Spaces エリアでは、Butlr で計測している物理的な環境を把握し、管理できます。
このエリアには、次のようなツールが含まれる場合があります。
- Monitor
- Studio
- Devices
Monitor
Monitor のビューでは、スペースの使われ方を把握できます。
主な用途は次のとおりです。
- ライブの在室状況の表示
- 過去の在室パターンの確認
- 活発に使われているエリアや利用の少ないエリアの特定
- フロア、部屋、ゾーン単位のアクティビティの把握
- 在室状況の傾向が想定どおりかどうかの確認
Studio
Studio は、物理的なスペースのデジタル表現を設定・管理するためのツールです。
導入内容によっては、Studio で次の作業を行えます。
- フロアプランの設定
- スペースとゾーンの設定
- センサー配置のマッピング
- デジタルツインの設定
- 部屋とエリアの整理
詳しい設定手順については、Deployment Playbook をご覧ください。
Devices
Devices のビューでは、導入環境内の Butlr ハードウェアの状態を把握できます。
主な用途は次のとおりです。
- デバイスの健全性の確認
- センサーやゲートウェイの状態の確認
- デバイスがデータを送信しているかどうかの確認
- トラブルシューティングやメンテナンス作業の支援
デバイスの設定、接続、トラブルシューティングについては、Hardware(ハードウェア)セクションをご覧ください。
2. Insights
Insights エリアでは、在室データをワークプレイスに関する意思決定に生かせます。
このエリアには、次のようなツールが含まれる場合があります。
- Explorer
- Dashboards
- Reports
Explorer
Explorer では、ワークプレイスの利用パターンをより詳しく調べられます。
主な用途には、次のようなものがあります。
- スペースの比較
- 在室状況の傾向の確認
- 利用率のパターンの分析
- 人通りの多いエリアや利用の少ないエリアの特定
- フロア、部屋、ゾーンごとの利用状況の推移の把握
Dashboards
Dashboards は、ワークプレイスのパフォーマンスを体系的に表示します。
Dashboards は、次のような内容の把握に役立ちます。
- 在室状況の傾向
- スペースの利用率
- トラフィックのパターン
- 利用のピーク時間帯
- フロア単位またはポートフォリオ全体のパフォーマンス
Dashboards は、定期的な分析や関係者とのレビューに役立ちます。
Reports
Reports を使うと、日常的なダッシュボードでの作業以外の場面でも、ワークプレイスのインサイトを共有できます。
Reports は、次のような用途に使用できます。
- ワークプレイス計画
- 不動産戦略
- 施設運営
- 経営層向けのサマリー
- ポートフォリオのレビュー
- 定期的な業務報告
利用できるレポートのオプションは、アカウントの設定によって異なる場合があります。
3. Connect
Connect エリアでは、Butlr のデータを運用ワークフロー、外部システム、共有ビューで活用できます。
このエリアには、次のようなツールが含まれる場合があります。
- Config / Settings
- Integrations
- Sharing
- Solutions
Config / Settings
設定ツールでは、アカウント、データ、インテグレーションの設定を行える場合があります。
権限に応じて、次のような設定が含まれる場合があります。
- API トークンの管理
- アラートの設定
- Webhook の設定
- インテグレーションの設定
- アカウント単位または組織単位の設定
Integrations
Integrations を使うと、Butlr Web アプリ以外のワークフローでも Butlr のデータを活用できます。
主な連携先には、次のようなものがあります。
- ビル管理システム(BMS)
- IWMS プラットフォーム
- 予約システム
- 空調(HVAC)のワークフロー
- Smart Cleaning のワークフロー
- カスタムアプリケーション
技術的な設定については、Developer Docs をご覧ください。
Sharing
Sharing ツールを使うと、選択したビューを特定の閲覧者に公開できる場合があります。
たとえば次のようなものがあります。
- キオスク表示
- 公開 URL または共有 URL
- 関係者向けのビュー
- 選択したデータへの簡易アクセス
共有のオプションは、アカウントと権限レベルによって異なる場合があります。
Solutions
Solutions は、Butlr のデータを活用して運用上の成果につなげる、ワークフロー別のモジュールです。
たとえば次のようなものがあります。
- Smart Cleaning のワークフロー
- エネルギー最適化のワークフロー
- ビルオートメーションのワークフロー
利用できるソリューションは、導入内容、アカウントの設定、有効化されているモジュールによって異なる場合があります。
押さえておきたい基本概念
Workplace+ を使い始める前に、いくつかの基本概念を理解しておくと役立ちます。
ライブデータ
ライブデータでは、今起きていることを把握できます。
次のような用途に活用できます。
- 現在の在室状況のモニタリング
- 使用中のスペースの確認
- 日々の運用の支援
- リアルタイムのワークフローの起動
履歴データ
履歴データでは、時間の経過に伴うパターンを把握できます。
次のような用途に活用できます。
- 利用率の傾向の確認
- スペースごとのパフォーマンスの比較
- 利用のピーク時間帯の特定
- 今後のワークプレイスの変更の計画
プレゼンスモード
プレゼンスモードは、定められたカバー範囲内の在室状況を検知します。
主に次のような場所や用途で使用されます。
- 会議室
- デスク
- オープンなコラボレーションエリア
- ラウンジ
- 部屋単位やゾーン単位の在室状況
トラフィックモード
トラフィックモードは、入口、出口、境界を通過する方向別の人の動きを推定します。
主に次のような場所や用途で使用されます。
- ビルの入口
- フロアの入口
- 広いスペース
- 共用エリア
- トラフィックの傾向分析
利用率
利用率は、想定される収容人数や利用可能時間に対して、スペースがどの程度使われているかを表します。
利用率の指標は、次のような問いに答えるのに役立ちます。
- 最もよく使われている部屋はどれか?
- 常に利用が少ないスペースはどれか?
- 利用のピークはいつか?
- チームは想定どおりにスペースを使っているか?
- スペース計画を最適化できる余地はどこにあるか?
利用開始チェックリスト
Workplace+ を使い始める際は、このチェックリストをご活用ください。
1. アカウントのアクセス確認
Butlr Web アプリにログインでき、正しい組織、サイト、ビル、フロアにアクセスできることをご確認ください。
想定しているスペースやダッシュボードが表示されない場合は、組織の Butlr 管理者またはサポートチームにお問い合わせください。
2. スペース階層の確認
チームが想定している利用状況の分析方法に合わせて、スペースが整理されているかをご確認ください。
確認項目:
- サイト
- ビル
- フロア
- Room(部屋)
- Zone(ゾーン)
- スペース名
- スペースのタグ
スペースの構成が整理されていると、レポート作成や分析がしやすくなります。
3. センシング構成の確認
導入環境でプレゼンスモード、トラフィックモード、またはその両方のどれを使用しているかをご確認ください。
使用しているモードによって、ダッシュボードやレポートでの在室データの生成、集計、解釈の方法が変わります。
4. Spaces から始める
まず Spaces エリアで、導入環境の全体像を把握します。
確認項目:
- Monitor のビュー
- スペースの設定
- デバイスの状態
- フロアや部屋の構成
これにより、物理的な導入状況とデジタル上の設定が一致していることを確認できます。
5. Insights へ進む
設定を確認したら、Insights を使ってワークプレイスの利用パターンを把握します。
確認項目:
- Explorer のビュー
- Dashboards
- Reports
- 過去の傾向
- 利用率のパターン
これらのツールを使って、ワークプレイスの計画や最適化につながる機会を見つけます。
6. Connect のワークフローの検討
組織として Butlr のデータを外部システムで使用する場合は、管理者または技術チームと一緒に Connect のワークフローをご確認ください。
対象には、次のようなものがあります。
- インテグレーション
- API アクセス
- Webhook
- アラート
- 共有ビュー
- ソリューションモジュール
よくある質問
Workplace+ で個人を特定できますか?
いいえ。Butlr はプライバシーファーストのセンシングを前提に設計されています。Heatic™ センサーは、RGB 画像、顔認識データ、個人を特定できる視覚情報を取得しません。
スペースによって表示されるデータの種類が異なるのはなぜですか?
スペースごとに、センシングモード、ハードウェア構成、カバー範囲の考え方が異なる場合があるためです。たとえば、会議室ではプレゼンスモード、フロアの入口ではトラフィックモードを使用することがあります。
フロアやビルによってダッシュボードが異なるのはなぜですか?
ダッシュボードは、導入範囲、有効化されている機能、権限、利用可能なデータ、スペースの設定方法によって異なる場合があります。
Butlr Web アプリ以外で Butlr のデータを使用できますか?
はい。組織の設定とアクセス権限に応じて、API、Webhook、インテグレーションを通じて Butlr のデータにアクセスできます。
次のステップ
次におすすめの記事:
設置と検証については、Deployment Playbook をご覧ください。
API とインテグレーションについては、Developer Docs をご覧ください。
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