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Butlr プラットフォームの仕組み

概要

Butlr プラットフォームは、匿名の熱センシングシグナルと、連携した運用データを、実用的な在室・活動・運用インテリジェンスに変換します。

Butlr は、プライバシーファーストの Heatic™ センサー、クラウド処理、連携する運用システム、インテリジェントなアプリケーションを組み合わせ、空間がどのように使われているか、どこで機器が過熱しているかを、カメラやウェアラブルデバイスに頼らずに把握できるようにします。

Butlr プラットフォームの仕組み(センサーからアプリケーションまでのデータの流れ)

ステップ 1:ネイティブ熱センシング

Heatic™ センサーは、空間内を移動する人が発する低解像度の熱シグネチャを検知します。

従来のカメラシステムとは異なり、次の特長があります。

  • RGB 映像を取得しない
  • 顔認識を使用しない
  • 個人を特定できる情報を収集しない

その代わりに、匿名の熱による活動パターンを解析し、次の情報を把握します。

  • 人の存在
  • 動き
  • 在室状況
  • 活動傾向
  • 機器の表面温度

データセンターでは、同じ熱センシングで電源接続部やラックの熱も測定するため、人と機器の熱をまとめて把握できます。

ステップ 2:センシングモードと検知ワークフロー

Butlr は、導入ニーズに応じてさまざまなセンシング・インテリジェンスのワークフローに対応します。

プレゼンスモード

プレゼンスモードは、設定した検知エリア内の在室状況を検知します。

主なユースケース:

  • 会議室
  • デスク
  • オープンなコラボレーションスペース
  • 部屋単位の在室状況

トラフィックモード

トラフィックモードは、出入口や境界を通過する人の動きと方向を推定します。

主なユースケース:

  • フロアの在室人数の推定
  • ビル内のトラフィック分析
  • 入退出のモニタリング
  • 公共空間

ケア向けインテリジェンス

介護・ケアの現場向けに、Butlr は活動の把握や安全に重点を置いたワークフローにも対応できます。

主なユースケース:

  • 転倒の気づき
  • 活動状況の把握
  • 移動の傾向に関するインサイト
  • リスクにつながるパターンの把握

データセンター向けインテリジェンス

データセンターでは、ホワイトスペースからラック内部まで、施設全体の熱の状態を常時監視します。

主なユースケース:

  • 給電経路のホットスポット:RPP、バスウェイのタップオフ、パワーウィップ、ラック PDU、バスバー接続部
  • ホール、ラック、U 単位のリアルタイムなサーマルデジタルツイン
  • BMC から取得したサーバー負荷と発熱の突き合わせ
  • CFD 気流モデルに基づくコミッショニング時の確認

対応する機能は、ハードウェアの世代、導入形態、アプリケーションによって異なる場合があります。

ステップ 3:Hive ゲートウェイによる通信

Butlr ネイティブのセンサーは、無線通信プロトコルで Hive ゲートウェイと安全に通信します。

Hive ゲートウェイの主な役割は次のとおりです。

  • センサーデータの集約
  • 通信の管理
  • クラウドへの安全なデータ送信
  • デバイスのプロビジョニングと管理

Hive ゲートウェイは、導入要件に応じて Wi-Fi、イーサネット、セルラー通信のいずれかで接続します。データセンターでは、Heatic Spine センサーを USB-C でデイジーチェーン接続し(1 本のケーブルで電源とデータを伝送)、ラック内の小型 PoE デバイスまたは Hive ゲートウェイにつなぎます。このデバイスがインターネット接続を担い、データをクラウドへ送信します。

並行する入力経路:サードパーティ製センサー・システムとの連携

導入内容によっては、一部のサードパーティ製デバイス、システム、運用テクノロジーからのシグナルも Butlr プラットフォームに取り込めます。

例としては次のようなものがあります。

  • サードパーティ製センシングデバイス
  • 環境モニタリングシステム
  • ビル管理システム(BMS)
  • 空調(HVAC)システム
  • ワークプレイス関連テクノロジー
  • 業務自動化プラットフォーム
  • ベースボード管理コントローラー(BMC)から取得するサーバーテレメトリ(使用率、ネットワーク、チップ温度など)

これらのサードパーティ製の入力は、各ベンダーのクラウド、API、ゲートウェイ、または直接連携の経路で接続されます。必ずしも Butlr の Hive ゲートウェイを経由するとは限りません。

これらの入力により、Butlr プラットフォームが生成する在室・活動インテリジェンスに、運用や環境に関する情報を加えることができます。

ステップ 4:クラウドでのインテリジェンス処理

データが Butlr のクラウドプラットフォームに届くと、Butlr のサービスがセンシングシグナルと連携した運用データを処理し、構造化されたインテリジェンスに変換します。

主な処理サービスは次のとおりです。

  • 在室モデリング
  • トラフィックの集計
  • 活動インサイト
  • イベント処理
  • データの正規化
  • アラートワークフロー
  • 過去データの分析
  • 熱マッピングとホットスポット検知
  • ゾーンごとのしきい値アラート

このインテリジェンスレイヤーが、アプリケーション、システム連携、運用ワークフローを支えています。

ステップ 5:アプリケーション、API、連携

処理されたインサイトは、Butlr のアプリケーション、API、連携サービスを通じて利用できます。

主な出力先は次のとおりです。

  • Butlr Workplace+
  • Butlr Care
  • Butlr Data Center
  • 運用ダッシュボード
  • アラートとワークフロー
  • API と Webhook
  • お客様独自のアプリケーション
  • サードパーティ製システム

このデータは、次のような用途に活用できます。

  • ワークプレイスの最適化
  • 業務の自動化
  • スペース計画
  • 転倒の気づき
  • 安全面のモニタリング
  • ビル設備との連携
  • 独自の分析とワークフロー
  • 給電経路の監視・コミッショニング検証
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